私は長年に渡りミューラルアートの世界を見てきました。
それまでアートと無縁だった街にアートが生まれたことで様々な変化が見られました。

ひとつのアートが人々のコミュニケーションを生み、地域が賑わい、
どんどん街が活性化していく様を目の当たりにし、ミューラルアートの可能性を感じました。


そして現在、街だけでなく、アートはビジネスシーンでも重要視されています。
それはこれまでのビジネススタイルに新たに「創造性」が求められてきているからです。
日本人の多くは真面目で勤勉である一方で、ゼロからイチを創り出す創造性はまだまだ乏しい部分があります。
アートはゼロをイチにする力を持っています。この力が今まさに日本でも求められています。

例えば街にミューラルアートを設置することで、子供たちが直接触れ、
楽しみながら自然とアートに対する理解が深まっていきます。
それは未来へ対する投資であり、希望を育んでいくための私たち世代がやるべき課題だと思っています。

これからの未来をアートの力で創っていく。
私たちはアートは世界を変えていく力を持っていると信じています。

A Touch of Art
大西克己